遠征の交通費を節約したいな
東日本エリアで休日の遠征なら、JRの週末パスがおすすめだよ!
コンサートや観劇など、居住地から離れた土地で開催される催しに足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。
そんな遠征をする人にとって、少しでも安くなるとありがたいのが交通費です。
交通費を節約する方法としては、安い交通手段を選ぶ、飛行機などのセールを利用する、宿泊とセットのお得なプランを選ぶなどがありますが、今回はJR東日本のお得な切符を利用する方法をご紹介します。
本日紹介するのは、JR東日本「週末パス」です。
実際に私も宮城県と新潟県で開催されたコンサートの交通費を安くするために、利用しました!
この記事はこんな方におすすめ!
- 東日本エリアで週末の遠征を検討している
- 電車、新幹線を利用しつつできるだけ交通費を節約したい
- 最寄り駅から目的地までのJR片道乗車券が4400円を超える
- 遠征に合わせて近隣都市の観光もしたい
それでは詳しく見ていきましょう。
JR東日本の週末パスとは?
週末パスの基本情報
JR東日本の週末パスは、関東およびその周辺エリアをカバーする特別な乗車券です。
このパスを利用すれば、広範囲にわたるJR東日本他の路線を自由に乗り降りでき、週末遠征がよりお得で便利になります。
以下に、JR東日本の週末パスに関する基本情報を紹介します。
有効エリア
JR東日本の週末パスは、以下のエリアをカバーしています。
フリーエリア外まで利用する場合には、エリアの端の駅から目的地駅までの分の乗り越し清算が必要になります。
有効期間
JR東日本の週末パスの有効期間は、土曜日と日曜日の連続する2日間です。
土曜のイベントのために金曜日に前日移動したり、日曜のイベント後に後泊したりして、土日以外に移動する場合には使用できないのでご注意ください。
価格
週末パスの価格は以下の通りです。
- 大人:8,880円
- 子供:2,600円
この価格で、指定された広範囲エリア内のJR線を2日間自由に利用できるため、非常にコストパフォーマンスが高いです。
また、特急券を購入することで、特急列車や新幹線も利用可能である点が魅力です。
なお、東海道新幹線は利用できません。
購入方法
JR東日本の週末パスは、以下の場所で購入することができます。
- 「えきねっと」
- フリーエリア内のJR東日本の駅の指定席券売機
- みどりの窓口
- JR EAST Travel Service Center(JR東日本 駅たびコンシェルジュ)
- 提携販売センターおよび主な旅行会社(一部取扱なし)
発売期間
2025年3月28日まで
※有効期間開始日の1ヶ月前から前日までの発売です。
例:4月1日(土)~2日(日)のきっぷは3月31日(金)までの購入可能です。4月1日(土)には購入できません。
週末パス利用時の注意点
乗車券代を節約して利用できる週末パスですが、利用時の注意点もあります。
最安とは限らない
週末パスは、通常の販売価格でのJR移動と比べると安くなっていたとしても、居住地や利用条件によっては、最安とは限りません。
例えば、以下のような場合がありますので、利用時には他の割引等と比較することをおすすめします。
- 泊りたいホテルに新幹線とのセットプランがある場合
- 新幹線eチケット(トクだ値14)を利用した方が安くなる場合
- 最寄り駅から特別な割引切符が発売されている場合
- 金券ショップ等で安くチケットを購入できる場合
前日までの事前購入が必要
週末パスは前日までに購入する必要があります。
使用したい当日に購入することはできないので注意が必要です。 (えきねっとで購入、当日発券は可能)
発券が必要
週末パスは切符の発券が必要です。
「えきねっと」で購入した場合には忘れずに発券しましょう。
キャンセルや変更のルール
週末パスの使用開始日の変更は、有効期間内で未使用の場合に限り、1回に限り可能です。
ただし、予定日より前の日程に変更する場合、変更できるのは使用したい前日までなので注意しましょう。
また、「えきねっと」で購入して発券前であれば、有効期間開始日当日(23時50分)まではインターネット上で変更が可能です。
払戻しは有効期間内で未使用の場合に限り、発売箇所で行えます。(220円の払戻手数料がかかります)
運行不能による払戻しはありません。
週末パス利用例
実際に私が過去に利用した例を2つご紹介します。
セキスイハイムスーパーアリーナ(宮城県)への遠征
ルート:最寄り駅(週末パスエリア内)→東京駅→(新幹線)→仙台
週末パスを購入して、東京-仙台間の新幹線特急券を別に購入しました。
最寄り駅から仙台までの往復乗車券代が14000円を超えるので、週末パスを利用することにより、5200円以上お得に遠征することができました。
私は仙台駅からシャトルバスを利用しましたが、セキスイハイムスーパーアリーナの最寄り駅である利府駅もエリア内なので、そこまで週末パスを利用することも可能でした。
また、岩切駅からタクシーでセキスイハイムスーパーアリーナまで行く場合にも、エリア内のため岩切駅まで週末パスが利用できます。
実際に利用した際は、あまり観光の時間は取れなかったのですが、もし空き時間があれば、周辺観光にも週末パスが利用できただろうなと思っています。
朱鷺メッセ(新潟県)への遠征
ルート:最寄り駅(週末パスエリア内)→東京駅→新幹線→新潟
こちらも週末パスを購入して、東京-新潟間の新幹線特急券を別に購入しました。
最寄り駅から新潟までの往復乗車券代も14000円を超えるので、週末パスを利用することにより、5200円以上お得に遠征することができました。
ちなみに、新潟には日帰りで行ったので、2日間の有効期限のうち1日しか週末パスを利用しませんでした。
なお、①、②どちらのパターンについても、最寄り駅から東京駅まで分の乗車券代を無視して、東京駅を起点にしても往復乗車券代は8800円を超えるため、週末パスの方が乗車券代としては安くなります。
ただし、先に書いたように新幹線eチケット(トクだ値14)やホテルと新幹線とのセット割など、他の手段の方が安くなる場合もあるので、購入したい区間に合わせた選択をする必要があります。
まとめ
この記事では、JR東日本の週末パスについてご紹介しました。
週末パスの基本情報
- 有効エリア
関東および周辺エリアをカバー。
フリーエリア外まで利用する場合は、乗り越し清算が必要。 - 有効期間
土曜日と日曜日の2日間。 - 価格
大人8,880円、子供2,600円。
特急券や新幹線指定席券は別途購入が必要。 - 購入方法
「えきねっと」、駅の指定席券売機、みどりの窓口、提携販売センターなどで購入可能。 - 発売期間
2025年3月28日まで。
利用したい前日までに購入する必要あり。
週末パスの注意点
- 最安ではない場合もあるので、他の割引プランとの比較が必要
- 前日までの事前購入が必要
- 切符の発券が必要
- 払戻しや変更には条件あり
交通費を節約しながら、遠征を楽しみましょう!!